問診や検査の結果をもとに治療方法を決定します。便失禁の治療では、手術などの外科的な治療がすぐに必要である場合を除き、まずは体への負担が少ない内科的な治療から始めるのが一般的です。
食事や排便などに関する生活習慣を見直すことで、便失禁の症状が改善することがあります。まず、現在の食事や生活習慣を振り返ってみることが大切です。普段の食生活や運動、排便習慣を詳しく確認することで、便失禁の原因となりえる要因を把握でき、より適切な治療へと進むことが可能です。 詳細はこちら
弱った骨盤底筋を鍛え、筋力をつけることで、便失禁の症状を改善することができます。 詳細はこちら
下痢止めなどで便の硬さの調整を行うことによって症状の改善を図ります。詳細はこちら
骨盤底筋の活動をモニタリングしながら行う骨盤底筋の訓練です。肛門括約筋を締める時の筋肉の使い方などの理解が深まります。
便失禁用の肛門タンポンを使って、便の漏れを防ぎます。
肛門から注入する洗浄液で大腸内を定期的に洗浄し、便をためないようにします。
手術や内視鏡を利用して盲腸と皮膚をつなぐあなを造り、そこから大腸内を定期的に洗浄します。逆行性洗腸法よりも、簡単かつ確実に大腸を洗浄できます。
切れてしまった肛門の筋肉(肛門括約筋)を縫い合わせる手術です。
足の筋肉を肛門の周囲に巻きつけて、肛門の筋肉(肛門括約筋)の代わりに肛門を締める手術です。
SNM(仙骨神経刺激療法)とは、排便に関連した神経を心臓ペースメーカに似た小型の刺激装置で継続的に電気刺激し、症状の改善を図る治療方法です。欧米では、便失禁に対する有効な治療方法のひとつとして20年程前から実施されています。詳細はこちら