問診と検査
原因を正しく認識することが必要です。
≪問診で確認する主な項目≫
- 日頃の排便状態
- 便失禁の状態
どのような便失禁が、いつ頃から始まったのか
・便の形、色、硬さ、便失禁の回数、ガスも漏れるか
・お腹の痛みやお腹が張ったりしていないか
・血便があるか
- 出産歴
分娩の有無、回数、時期、分娩方法または出産時の状態
- 消化管疾患の既往歴、手術歴
がん、炎症性腸疾患、直腸脱、大腸憩室症など
- 消化管疾患以外の既往歴
婦人科疾患、神経疾患、内分泌疾患、代謝性疾患や薬剤性、または精神疾患など
- 現在かかっている、または治療している病気
- 現在処方されている薬や服用している市販薬
<<詳しい問診の結果、さらに専門的な検査を行う場合があります。>>
総監修自治医科大学医学部 外科学講座 消化器外科部門 味村俊樹先生