一番大切なことは、便をきちんと出すことです。
便意を感じたら我慢することなくトイレに行き、排便する習慣をつけることが大切です。排便の際は、過度にいきまないようにします。これにより、排便に関係した神経に障害を起こすリスクを軽減することができます。
運動は排便機能に良い影響を与えるとされています。
適度な運動は、便失禁の症状改善や身体全体の健康を保つ上で、とても大切です。
食物繊維を多く含んだ食品や食物繊維加工食品の摂取を心掛けましょう。
1日20~25gが目安です。
便がゆるいと便漏れの頻度や程度が高まるので、便を固形化することで便失禁の改善が期待できます。
飲酒、特にビールなど水分の大量摂取は便をゆるくするので控えましょう。また、カフェインには便を肛門へと移動させる腸管の蠕動(ぜんどう)運動を促進する作用があるため、切迫性便失禁の症状を誘引することもあり注意が必要です。