Bさんの体験談

Bさん/30代 女性

症状が気になって仕事を辞めました

派遣でデスクワークをしていた20代の頃、通勤中や仕事中にお腹が痛くなることが多々ありました。仕事のストレスもあったためか、どんどん症状が悪化していき、周囲の同僚も匂いに気づいていたと思います。当時飲んでいた薬のせいもあってかしょっちゅう眠くなってしまい、ずっと机に座って仕事をすることが難しくなっていきました。そうしたことが重なり、居づらくなって結局その職場は辞めてしまいました。

ドラッグストアで売っている薬はいろいろと試しましたし、よいと言われる運動はほとんどやってみました。テレビやインターネットで見た情報を頼りにいろいろな病院/診療科にも行きました。

ただ、これは自分でも反省しているのですが、新しい薬や運動を始めても「きっとまた自分には合わないのではないかな・・・」と勝手に判断し、すぐに止めてしまっていたんです。手術による治療も一度は考えたのですが現状では受けずにいます。私の場合、結局一つの治療を続けることなく、自己流の対処でかなりの時間を費やし、長い間病院を探し回っていたことになりますね。

普通の生活を楽んでみたい

仕事を辞めてからしばらくの間外出もせず家に引きこもっていた時期もあったのですが、介護の仕事に就いてから少し状況が変わりました。以前のデスクワークとは違い、施設内を動き回る仕事なので、比較的臭いも気にならず自分の症状と上手く付き合いながら働くのには合っているかなと思っています。ただ職場以外の外出はやはり苦痛でした。例えば電車に乗る時は常に人のいない先頭か一番後ろの車両を選んで、極力人の少ない場所に立って乗っています。

そんな私ですが、最近では、しっかりと治療して症状が良くなったら普通のことを楽しみたいと考えるようになったんです。お友達と人ごみを気にせず外出し、食事に行ったり、バス旅行に行ったり。他の仕事にも挑戦してみたいなと。こうして治療に前向きになれるようになったのも、今の先生に出会ってからです。

先生と出会い、治療の決意が固まる

病院探しを続ける過程で、どこかの資料でふと目にした「便失禁」というワードをもとにインターネットで調べた結果、今の先生に巡り会いました。初診では、細かい問診票のチェックとともに発症してからの経緯をじっくりと聞いていただきました。何に一番困っているのか、どうしたいのかなど、私の気持ちや想いまで聞いてもらい、これまでで一番お話を聞いていただいたと思います。「ああ、やっと私の言っていることを分かってくださる人に出会えた」という喜びと安心感を得ました。

これまでの私はどんな病院に行っても、ちょっとした言葉づかいや対応に敏感になり過ぎていたためか「自分には合わない」と勝手に判断して通うのを止めてしまっていたのですが、先生にお会いして「この先生を信頼して治療を継続してみよう」、そう思えたのです。

閉じこもっていても何も始まらない!

「自分が心配するほど周囲は気付いていない」とはよく言われますが、そう簡単なことではないと思います。症状が気になるのに病院へ行っていない人もたくさんいらっしゃると思います。でも、私の経験から言えることは、家に閉じこもっていても何も解決はしない、ということです。私は専門医を受診することで治療に前向きな気持ちになり、「改善したら何をしようか」と考えることができるようになりました。私と同じように悩まれている方が、一人でも多く専門医を受診され、前向きな生活に向けて歩み始めるきっかけを掴んでいただければと願っています。

総監修医療法人三慶会 指扇病院 副院長、排便機能センター長 味村俊樹先生