おしりの健康06-2014正式版
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おしりの健康16●肛門括約筋形成術(こうもんかつやくきんけいせいじゅつ)切れてしまった肛門の筋肉(肛門括約筋)を縫い合わせる手術です。●有茎薄筋移植術(ゆうけいはっきんいしょくじゅつ)足の筋肉を肛門の周囲に巻きつけて、肛門の筋肉(肛門括約筋)の代わりに肛門を締める手術です。●SNM(仙骨神経刺激療法 せんこつしんけいしげきりょうほう)SNM(仙骨神経刺激療法)とは、排便に関連した神経を心臓ペースメーカに似た小型の刺激装置で継続的に電気刺激し、症状の改善を図る治療方法です。欧米では、便失禁に対する有効な治療方法のひとつとして20年程前から実施されています。SNM(仙骨神経刺激療法)について心臓ペースメーカのような小型の刺激装置をおしりのふくらみに植込みますが、この刺激装置を植込む前に、2週間ほどリード(神経へ刺激を伝達するための細い線)のみを入れて体の外から、試験的に刺激を送って治療の効果が得られるかどうかを確認します。この試験刺激によって効果が確認された方のみ、刺激装置の植込み手術へと進みます。刺激装置を植込んだ後も患者さんの状態や症状に合わせて、刺激方法や電気刺激出力の設定を患者さん自身が調整することができます。仙骨

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