おしりの健康06-2014正式版
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15●薬による治療下痢止めなどで便の硬さの調整を行うことによって症状の改善を図ります。 □塩酸ロペラミド強力な下痢止め効果のある薬です。腸粘膜の過剰な運動を抑えたり、下痢を起こす作用のあるアセチルコリンやプロスタグランジンといった物質の生成を抑える作用を持っています。 □ポリカルボフィルカルシウム多量の水分を吸収する性質を利用し、便の硬さを調整する薬です。もともと過敏性腸症候群(IBS )の薬として用いられており、腸管内の水分を吸収してゲル状となることで、食物が腸管内を通過する時間を改善し、保水作用によって便の硬さを整える作用を持っています。●バイオフィードバック療法骨盤底筋の活動をモニタリングしながら行う骨盤底筋の訓練です。肛門括約筋を締める時の筋肉の使い方などの理解が深まります。●アナルプラグ便失禁用の肛門タンポンを使って、便の漏れを防ぎます。●大腸の洗浄(逆行性洗腸法)肛門から注入する洗浄液で大腸内を定期的に洗浄し、便をためないようにします。●順行性洗腸法手術や内視鏡を利用して盲腸と皮膚をつなぐあなを造り、そこから大腸内を定期的に洗浄します。逆行性洗腸法よりも、簡単かつ確実に大腸を洗浄できます。

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